こぢんまりとした地方空港。
コンベアの前でイヤミな男が立っている。
高級スーツに身を包み、自分の荷物を持っている。しかし一向に出てこない。
通りかかった制服姿のパイロットは、困っているおことに声をかける。
男は、なぜかその「荷物」の特徴を思い出せないという・・・。
リアリストの「商社マン」と、ロマンチストの「パイロット」
対極的な二人は荷物を持ちながら、空港内で「夢」にまつわる様々な人生を目撃する。
夢を持たぬ者。夢を変えた者。そして、これから夢に出会う者。
偏見やステータスにとらわれず、あるがままの姿を見せる人々との対話を通し、
夢との向き合い方を自問するようになる二人。そして巻き起こる対立、暴かれる真実。
男の「荷物」は出てくるのか。そして「荷物」とは何なのか。
人間の愚かさ、脆さ、そして愛らしさを、可笑しみで包んで届けるヒューマンコメディ。
JAL特別協力のもと、
石川県・小松空港を貸し切って上演。
深夜24時、みなさんそれぞれのリラックスしたスタイルで
お楽しみいただくことをおすすめします。
空港にいる人達の会話を、他愛のないやりとりを、
ひっそりと覗きにきてください。
石川県・小松空港を貸し切り、深夜24時、生配信でのコメディ演劇に挑戦する
久地々P(プロデューサー)に密着。なんて言ってる?
Who is 久地々P?
40歳。「編集しない」ことをモットーとしてさまざまなテレビ番組でディレクターとして活躍してきたが、過激な手腕が最初は話題になるも、だんだんと指名がなくなり現在無職。新たな挑戦として、「夢路空港」にすべてをかけ、現在プロデューサーとして奮闘中。笑い声が特徴的。口癖は「今、なんて言ってる?」